- 直葬は通夜・告別式を行わず、搬送・安置・納棺を経て火葬するシンプルな見送り方です。
- 原則として死亡後24時間を経過する前に火葬することはできません。
- 火葬前のお別れ方法や棺を開けられるかどうかは、利用する火葬場によって異なります。
- 表示価格だけでなく、火葬料・安置日数・ドライアイス・搬送距離を含めた総額を確認することが重要です。
- 費用を抑えて直葬を検討するならソファミ(旧:1日葬・家族葬のこれから)、ベルコの火葬式の内容も含めて比較したいなら、はないろが候補になります。
「通夜や告別式はせず、火葬を中心に見送りたい」
「できるだけ葬儀費用を抑えながら、必要な手続きはきちんと済ませたい」
このような場合に検討されるのが、直葬や火葬式です。
通夜・告別式を行わないため日程や参列対応を簡素化しやすい一方、病院からそのまま火葬場へ向かい、すぐに火葬できるわけではありません。
死亡後の搬送、安置、葬儀社との打ち合わせ、納棺、火葬許可の手続きを経てから火葬します。
また、「直葬」「火葬式」という名称や、火葬前にどの程度お別れの時間を取れるかは葬儀サービスによって異なります。
この記事では、直葬の基本的な流れ、死亡後24時間のルール、利用前に確認したい費用、親族や菩提寺との注意点まで順番に解説します。
直葬(火葬式)とは?一般的な葬儀との違い
直葬は通夜・告別式を省き火葬を中心に見送る方法ですが、サービスごとに内容が異なります。
一般的な葬儀では、通夜、告別式、火葬という流れで進みます。
一方、直葬では通夜や告別式を行わず、ご遺体の搬送・安置・納棺をしたうえで火葬場へ向かいます。
「直葬」と「火葬式」は同じとは限らない
「直葬」と「火葬式」は同じ意味で使われることもありますが、葬儀社によってプラン内容が異なります。
たとえば、1日葬・家族葬のソファミ(旧:1日葬・家族葬のこれから)では、「直葬」と「火葬式」を別のプランとして用意しています。
「1日葬・家族葬のこれから」は、2026年10月から「1日葬・家族葬のソファミ」へ名称変更されました。
本記事では、旧名称を知っている方にも分かりやすいよう、初出では旧名称を併記し、以降は「ソファミ」と表記します。
ソファミの直葬は、お別れの時間や僧侶の手配を省き、必要最低限の火葬を行うプランです。
火葬式では、通夜・告別式は行わないものの、火葬前のお別れの時間や花束などが用意されています。
そのため、プラン名だけではなく「火葬前にどのようなお別れができるのか」「花を手向けられるのか」まで確認することが大切です。
直葬でも表示価格だけで決めない
通夜・告別式を省くため、一般的な家族葬より費用を抑えやすいのが直葬の特徴です。
ただし、「直葬○万円~」という表示価格だけで支払総額を判断するのは避けましょう。
確認したいのは、次の項目です。
- 火葬料金が含まれているか
- 安置施設を何日利用できるか
- ドライアイスが何日分含まれているか
- 寝台車・霊柩車の基本料金に含まれる距離
- 火葬まで日数が延びた場合の追加料金
- 面会やお別れの時間を設けられるか
- 僧侶を呼ぶ場合の費用
国民生活センターにも、ホームページなどで見た金額より葬儀費用が高くなったという相談が寄せられています。
直葬であっても、契約前に見積書を受け取り、含まれるものと含まれないものを確認してください。
臨終から火葬まで|直葬の基本的な流れ
直葬でも死亡後すぐに火葬できるわけではなく、搬送・安置・手続き・納棺を経て火葬します。
直葬は儀式が少ないためシンプルに見えますが、死亡後に必要になる基本的な手続きは一般的な葬儀と大きく変わりません。
1. 臨終後に葬儀社へ連絡して搬送する
病院などで亡くなった場合、まずご遺体を自宅や葬儀社の安置施設へ搬送します。
病院の霊安室は長期間の安置を前提としていないため、葬儀社と搬送先を決める必要があります。
自宅へ安置することが難しい場合は、葬儀社の安置施設を利用できるか確認しましょう。
2. 原則として死亡後24時間が経過するまで安置する
墓地、埋葬等に関する法律第3条では、原則として死亡後24時間を経過した後でなければ火葬してはならないと定められています。
そのため、「直葬なら病院からそのまま火葬場へ行ける」というわけではありません。
法律上必要な時間が経過するまで、ご遺体を適切な場所で安置します。
また、火葬場の予約状況によっては、24時間を超えて数日間の安置が必要になる場合もあります。
3. 葬儀内容の打ち合わせと納棺を行う
安置後は、葬儀社と火葬日時や搬送先などを確認します。
直葬では確認項目が少ないと思われがちですが、次の内容は契約前に確認しておきましょう。
- 利用する火葬場
- 火葬料金
- 安置場所と面会の可否
- 安置日数が延びた場合の料金
- 火葬前のお別れ方法
- 棺に入れられる副葬品
死亡届や火葬許可に関する手続きを葬儀社がサポートしてくれるプランもあります。
4. 出棺して火葬場へ向かう
火葬日時になったら、ご遺体を火葬場へ搬送します。
ここで注意したいのが、火葬前のお別れ方法は火葬場によって異なることです。
告別室などで花を手向けられる施設もありますが、棺を開けられる場所や時間に制限がある施設もあります。
「最後に顔を見たい」「花や手紙を入れたい」という希望がある場合は、事前に葬儀社へ確認してください。
また、棺に入れられる副葬品にも制限があります。
金属、ガラス、電池を含む製品などは火葬設備や遺骨へ影響する場合があるため、火葬場のルールを事前に確認しましょう。
5. 火葬・収骨を行う
火葬終了後は、遺族で収骨を行います。
火葬に必要な時間や収骨方法は火葬場によって異なります。
直葬であっても、搬送から火葬・収骨まで一定の時間が必要になるため、当日の予定には余裕を持たせておきましょう。
直葬を選ぶ前に確認したい3つの注意点
トラブルを防ぐには、親族・菩提寺への確認と、安置・搬送を含む見積総額の確認が重要です。
直葬は葬儀を簡素化できますが、費用だけで決めると「思っていた見送り方と違った」と感じる可能性があります。
1. 親族と事前に話し合っておく
直葬では通夜や告別式を行わないため、親族の中には「きちんとお別れの場を設けたい」と考える人もいます。
葬儀後に初めて知らせると、考え方の違いから親族間で意見が食い違う可能性があります。
可能であれば、
- 故人本人が希望していたか
- なぜ直葬を選ぶのか
- 誰が火葬に立ち会うのか
- 後日お別れの場を設けるのか
などを家族・親族で共有しておきましょう。
2. 菩提寺がある場合は先に相談する
先祖代々のお墓が寺院にあり、菩提寺との付き合いがある場合は、直葬を決める前に住職へ相談しておくことをおすすめします。
宗派や寺院の考え方、墓地の使用規則などによって、葬儀や納骨までに必要な手続きが異なる可能性があるためです。
「葬儀は直葬にしたいが、納骨は菩提寺のお墓にしたい」という場合は、特に事前確認が重要です。
3. 火葬までの日数と追加費用を確認する
火葬場の予約状況によっては、希望日に火葬できない場合があります。
その場合、安置施設やドライアイスを追加する必要があり、表示された基本料金より総額が増える可能性があります。
見積もりでは、
「プランに安置は何日分含まれていますか。1日延びるといくら追加されますか」
と具体的に確認すると分かりやすくなります。
直葬・火葬式を検討するときに比較したい2社
費用を抑えたいならソファミ(旧:1日葬・家族葬のこれから)、ベルコの火葬式も含めて比較したいなら、はないろが候補になります。
直葬・火葬式を検討するときは、最安価格だけでなく、お別れの時間、安置日数、搬送条件まで比較してください。
2026年10月4日時点の公式情報を整理すると、次のとおりです。
| サービス | プラン | 料金(税込) | 安置 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ソファミ (旧:1日葬・家族葬のこれから) |
直葬 | 86,900円~ ※資料割引適用後 |
1日分 | お別れの時間や僧侶手配を省いた必要最低限の火葬 |
| ソファミ (旧:1日葬・家族葬のこれから) |
火葬式 | 174,900円~ ※資料割引適用後 |
2日分 | 火葬前のお別れの時間や花束が含まれる |
| はないろ | 火葬式 | 187,000円 ※生前そなえ割適用後 |
2日分 ※指定施設 |
出棺用花束・運営スタッフ・搬送などを含む |
※2026年10月4日確認。料金やプラン内容は変更される場合があります。火葬料金は別途必要です。利用地域や搬送距離などによって追加料金が発生する場合があるため、契約前に最新の見積もりを確認してください。
費用を優先して直葬を検討するならソファミ
1日葬・家族葬のソファミ(旧:1日葬・家族葬のこれから)では、直葬・火葬式・1日葬・家族葬の4プランを用意しています。
費用をできるだけ抑え、お別れの時間や僧侶の手配も必要ない場合は、資料割引適用後86,900円(税込)~の直葬を比較できます。
ソファミの直葬には、安置1日分とドライアイス2日分が含まれています。
火葬までの日数が延びる場合は、安置施設などの追加料金が必要になる可能性があるため、見積もり時に確認してください。
また、火葬料金はプラン料金とは別に、利用する火葬場へ支払う必要があります。
「費用を抑えたいが、火葬前に家族でお別れする時間も取りたい」という場合は、直葬ではなく火葬式も比較するとよいでしょう。
ソファミの火葬式は資料割引適用後174,900円(税込)~で、安置2日分・ドライアイス2日分・お別れ用花束などが含まれています。
\直葬は資料割引適用後86,900円(税込)~/
ベルコの火葬式を比較したいなら、はないろ
「はないろ」は、株式会社ベルコが展開する家族葬サービスです。
火葬式では、通常198,000円(税込)のところ、資料請求による「生前そなえ割」を利用すると187,000円(税込)になります。
公式サイトでは、火葬式に次の内容が含まれると案内されています。
- 寝台車での搬送10km以内
- 指定安置施設の使用料2日分
- ドライアイス1回分
- 棺・棺布団
- 出棺用花束1束
- 運営スタッフ1名
- 火葬場までの霊柩車(寝台車)20km以内
- 骨箱
- 火葬場・役所手続き代行
火葬料金はプラン料金に含まれていません。
また、プラン内容は地域によって異なる場合があり、搬送距離によって料金が変わることもあります。
利用予定地域での内容と見積総額を確認したうえで比較してください。
\生前そなえ割で火葬式187,000円(税込)/
直葬の見積もりで必ず確認したい5項目
基本料金だけで決めず、火葬料・安置・搬送・お別れ方法まで含めて比較することが重要です。
葬儀社から見積書を受け取ったら、少なくとも次の5点を確認してください。
- 火葬料金:プラン料金とは別に必要なのかを確認します。
- 安置日数:何日分まで基本料金に含まれるかを確認します。
- 追加安置料:火葬が延びた場合の1日あたりの料金を確認します。
- 搬送距離:基本料金に含まれる距離と、超過した場合の料金を確認します。
- お別れ方法:面会、花入れ、読経など希望することができるかを確認します。
同じ「直葬」「火葬式」という名称でも、含まれるサービスは葬儀社によって異なります。
表示されている最安料金だけで比較せず、希望する条件を伝えたうえで見積もりを取り、実際に支払う総額を比較してください。
まとめ:直葬は「安さ」だけでなくお別れ方法と総額を確認しよう
直葬では、死亡後24時間のルールと安置日数、火葬前のお別れ方法、最終的な支払総額の確認が重要です。
直葬は通夜や告別式を行わないため、葬儀をシンプルにし、費用を抑えやすい方法です。
一方、火葬までには搬送・安置・納棺などが必要で、火葬場の予約状況によって安置日数が延びることもあります。
また、火葬前にどの程度お別れできるかは、葬儀社のプランや利用する火葬場によって異なります。
費用を優先する場合はソファミ(旧:1日葬・家族葬のこれから)の直葬・火葬式、ベルコのサービスとして提供される火葬式の内容も含めて比較したい場合は、はないろを確認できます。
どちらを利用する場合でも、表示価格だけで決めず、火葬料金・安置日数・搬送距離・追加費用を含めた見積総額を確認してから判断してください。
参考情報
本記事では、法律・葬儀料金の注意点・各社プランについて、公的機関と公式サイトを確認しています。




