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通夜振る舞いは必要?省略する場合の対応と、親族へのお弁当手配のコツ

【流れ】当日・マナー
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お葬式の準備で意外と頭を悩ませるのが「食事(通夜振る舞い・精進落とし)」です。

「家族葬だし、お店を予約したり仕出しを頼んだりするのは大げさ?」
「コロナ禍もあって、大勢で食事をするのは避けたい」
「費用を抑えるために、食事なしにしてもいい?」

結論から言えば、家族葬において食事の席を省略することはマナー違反ではありません
最近では感染症対策や、高齢の参列者への配慮から「持ち帰り弁当」にするケースも増えています。

本記事では、食事を省略する場合の「失礼にならない代替案」と、親族へ案内する際の伝え方、お弁当の手配ポイントについて解説します。

家族葬なら「食事なし」でもOK?最近の傾向

「お葬式=最後にみんなで食事をするもの」というイメージが強いですが、時代とともにその常識は変わりつつあります。

本来の意味は「供養」だが、形式は自由になっている

本来、通夜振る舞いや精進落としには「故人との思い出を語り合うことが一番の供養になる」という意味があります。
しかし、遠方から来る親族にとって、夜遅くまで食事をして帰宅が遅くなることは、かえって負担になる場合もあります。
特に家族葬のような少人数の式では、長時間拘束するよりも、早めに解散して休んでもらう方が親切だと考える遺族が増えています。

コロナ禍以降、約半数が「会食なし・弁当対応」を選択

新型コロナウイルスの流行以降、大皿料理をみんなで囲むスタイルは激減しました。
現在では、感染対策や衛生面への配慮から、約半数の喪主が「会食なし(持ち帰り弁当)」を選択しています。
「食事を出さないなんてケチだ」と言われることはまずありませんので、安心してください。

食事を省略する場合の「3つの代替案」

ただ「ありません」と解散するのは寂しいものです。
食事の席を設けない代わりに、感謝の気持ちを伝える3つの方法を紹介します。

1. 高価な「持ち帰り弁当(折詰)」を用意する

これが最も一般的な方法です。
通夜や告別式の帰りに、3,000円〜5,000円程度の「折詰弁当」を手渡し、自宅で召し上がっていただきます。
ポイントは「普段自分では買わないような、少し豪華なもの」を選ぶこと。鰻や和牛、季節の懐石弁当などが人気です。

2. 返礼品(カタログギフト等)をランクアップする

お弁当は夏場の衛生管理が難しく、荷物にもなります。
そこで、食事代がかからない分、引き出物(返礼品)の予算を上げるのも賢い方法です。
通常3,000円程度の品物を、5,000円〜1万円程度のカタログギフトにランクアップすれば、満足度は十分に伝わります。

3. お酒の小瓶とおつまみセット(通夜の場合)

通夜振る舞いには「お清め」の意味もあります。
お酒の小瓶(日本酒やビール)と、乾き物のおつまみセットを用意し、受付や帰り際に渡して「ご自宅で故人を偲んで献杯していただければ幸いです」と伝えます。
ビール券(清酒券)をお渡しするのも一つの手です。

トラブル回避!「食事なし」にする時の注意点

食事を省略する際、一番やってはいけないのが「事前の連絡なし」です。

案内状や受付で「会食はありません」と必ず伝える

何も伝えていないと、親族は「夕飯が出るだろう」と思って、お腹を空かせて来場します。
「終わったら解散です」といきなり言われると、夕食難民になってしまいトラブルの元です。

案内状や、当日の受付で必ず以下のようにお伝えしましょう。

【案内文の例】

「尚、勝手ながら通夜振る舞い(精進落とし)の席は設けず、お持ち帰りのお弁当をご用意させていただきます。
何卒ご了承のほどお願い申し上げます。」

僧侶への対応(御膳料)を忘れずに

お坊さんも食事の席につかないことになります。
その場合、お布施とは別に「御膳料(ごぜんりょう)」として5,000円〜1万円を包んでお渡しするのがマナーです。
※お弁当をお渡しする場合でも、御膳料は包むのが一般的です。

もし食事をするなら?家族葬ならではのスタイル

「せっかくだから少し食べたい」という場合も、形式にこだわる必要はありません。

仕出し弁当ではなく「外食」や「出前」でもOK

親族数名だけの家族葬なら、堅苦しい懐石料理である必要はありません。
葬儀場の控室で、好きなお寿司の出前を取って食べたり、火葬が終わった後に近くのレストランの個室へ移動して食事をしたりするのもOKです。
故人が好きだったお店に行けるのは、家族葬ならではのメリットです。

アレルギーや子供用メニューの確認

人数が少ないからこそ、個別の要望に対応しやすくなります。
「孫はエビアレルギーがある」「お肉料理を中心にしてほしい」など、葬儀社やお店に相談すれば、柔軟に対応してくれることが多いでしょう。

まとめ:無理に席を設けなくても「おもてなし」は伝わる

食事の席を設けるかどうかは、遺族の自由です。
「しっかりとおもてなしをしたい」なら席を設け、「疲れを溜めずにスマートに済ませたい」ならお弁当にする。

どちらが正解ということはありません。
形にこだわらず、遺族も参列者も負担なく過ごせる方法を選ぶのが、今の家族葬の正解です。

【流れ】当日・マナー