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訃報から搬送まで。葬儀社を決める前の「最初の2時間」にやるべきことリスト

【流れ】当日・マナー
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家族葬専門サイトのWeb編集長です。 いま、この画面を開いているあなたは、大切な方を亡くされ、混乱の中にいらっしゃるかもしれません。

まずは深呼吸をしてください。 病院から「葬儀社を決めてください」「遺体を移動させてください」と急かされても、その場で葬儀の内容まで決める必要は全くありません。

今あなたがやるべきことは、たった2つ。「死亡診断書の受け取り」「搬送の手配」だけです。

このページでは、後悔しないために、この“最初の2時間”でやるべきことだけを時系列順にガイドします。この通りに進めてください。

【最優先】まずは状況整理。医師による「死亡確認」が終わったらやること

医師による死亡確認が終わると、そこから慌ただしく手続きが始まります。
まずは以下の3点を確実に実行してください。

1. 医師から「死亡診断書」を受け取る

これがなければ何も始まりません。医師から死亡診断書(原本)を受け取ってください。
【重要】受け取ったら、その場でスマホで写真を撮るか、コンビニでコピーを5枚以上とってください。
(※原本は役所に提出して手元からなくなりますが、保険請求や携帯電話の解約などでコピーが何度も必要になります)

2. 病院の場合:エンゼルケアの間に家族へ連絡

看護師さんが故人の身体を拭いたり、着替えさせたりする「エンゼルケア(死後処置)」が行われます(約30分〜1時間)。

この待ち時間を使って、「今すぐ来てほしい近親者(配偶者・子供・親・兄弟)」だけに連絡を入れます。※この段階では、友人や会社、遠方の親戚への連絡は不要です。

3. 自宅の場合:警察か主治医か

  • 主治医がいる場合: すぐに主治医に来てもらい、死亡確認をしてもらいます。
  • 主治医がいない・突然死の場合: 絶対に遺体を動かさず、110番(警察)へ連絡してください。警察の検視が必要になります。勝手に動かすと事件性を疑われます。

注意!病院紹介の葬儀社を「そのまま」使ってはいけない理由

病院には、提携している葬儀社が待機していることがよくあります。

「葬儀社は決まっていますか?決まっていないなら紹介しますよ」と言われても、そのまま流れで葬儀まで依頼するのは危険です。

病院提携の業者は「搬送」だけ頼むのが鉄則

病院紹介の葬儀社は、病院への紹介手数料が発生しているため、費用が割高になりがちです。また、慌ただしい中で契約してしまうと、納得のいく家族葬ができません。

「とりあえず自宅(または安置所)までの搬送」だけを依頼し、葬儀そのものの依頼は保留にするか、きっぱり断るのが賢い方法です。

【そのまま読めばOK】断り方の会話スクリプト

看護師さんや、病院出入りの葬儀社に対しては、こう言ってください。嘘でも構いません。

【断り方の会話例】

「お気遣いありがとうございます。
実は、生前から懇意にしている葬儀社が決まっておりますので、そちらへ連絡いたします。
お気持ちだけ頂戴いたします。」

※もし「搬送だけでもうちでやりませんか?」と言われた場合は、「搬送費用はいくらですか?」と必ず確認してから依頼してください。

搬送先は「自宅」か「安置施設」か?即決するための判断基準

遺体の移動先(安置場所)を決めないと、寝台車は出発できません。
迷っている時間はありませんので、以下の基準で即決して大丈夫です。

「自宅」に連れて帰れる条件

「故人を一度は家に帰してあげたい」という場合は自宅を選びますが、以下の物理的条件が必要です。

  • 一軒家、またはエレベーターのあるマンション(担架が入るか)。
  • 布団を敷いて、大人が3〜4人座れるスペース(6畳程度)がある。
  • 部屋を涼しくできる(夏場は特に重要)。

「安置施設」を利用すべきケース

以下のような場合は、無理せず葬儀社の「安置施設(霊安室)」を利用してください。冷たい対応ではありません。今は都市部の約7割が安置施設を選んでいます。

  • マンションの規約で遺体の搬入が禁止されている。
  • 部屋が片付いておらず、人を呼べる状態ではない。
  • 近所に知られずに葬儀を行いたい。

葬儀社に電話する時に伝える「5つの必須情報」メモ

搬送を依頼するために、自分で探した葬儀社(あるいは病院紹介の業者)へ電話をかけます。
電話口で慌てないよう、以下の5項目をスマホを見ながら伝えてください。

【電話用:搬送依頼メモ】

  1. 故人の氏名・年齢・住所
    (例:〇〇太郎、80歳、住所は~です)
  2. 現在の場所(お迎え先)
    (例:〇〇病院の病棟〇階にいます)
  3. 搬送先の希望
    (例:自宅に連れて帰ります / 預かり安置をお願いします)
  4. 宗派
    (例:浄土真宗です / よくわかりません / 無宗教です)
  5. 申込者の氏名・連絡先
    (例:長男の〇〇です。携帯番号は~です)

まとめ:搬送さえ終われば、葬儀の内容は明日ゆっくり考えればいい

お疲れ様でした。
遺体を無事に安置場所へ移動できれば、今日の緊急タスクは完了です。

葬儀の日程やプラン、誰を呼ぶかといった細かい話は、今夜決める必要はありません。
一晩ゆっくり休み、少し気持ちが落ち着いた明日の朝から、葬儀社の担当者と打ち合わせれば十分間に合います。

まずは、あなた自身の身体を休めることを優先してください。

参考文献・公的機関リンク集

当サイト『家族葬の判断ガイド』の記事は、以下の公的機関の情報や法令に基づき作成しています。

法律・手続き・トラブル

税金・年金・お金

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